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工藤 保; 日高 昭秀; 中村 武彦; 上塚 寛
Journal of Nuclear Science and Technology, 38(10), p.910 - 911, 2001/10
被引用回数:10 パーセンタイル:58.96(Nuclear Science & Technology)本報告は、最高温度2,773Kは同様にして圧力だけ異なる最初の2回の照射済燃料からの放射性物質放出実験、VEGA-1及びVEGA-2で得られたセシウム放出における圧力の影響について述べたものである。1.0MPaの圧力で実施したVEGA-2でのセシウムの放出割合は、大気圧で実施したVEGA-1のそれより小さかった。圧力による両実験での放出速度の相違を定量化するために、セシウムの放出率係数を評価したところ、約1900K以上において、VEGA-1でのセシウムの放出率係数はVEGA-2実験のそれの約2.8倍であった。
伊藤 和宏*; 辻 義之*; 玉置 昌義*; 中村 秀夫; 近藤 昌也; 久木田 豊
日本原子力学会誌, 39(8), p.669 - 680, 1997/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)水平水-空気波状流における気液界面せん断応力を実験的に評価した。実験では、高さ0.7m、長さ12mの矩形ダクトにおいて水の見かけ流速を0.3m/s一定とし、空気の見かけ流速を4.2~6.8m/sに変化させた。水面にh界面波が生じ、その振幅は空気流量又は入口からの距離と共に増加した。プレストン管法を用いて測定した気相部壁面摩擦係数は、この界面波の影響によって滑面に対するBlasius式の予測値と異なったが、その差は30%であった。気液界面せん断応力は、壁面せん断応力、圧力勾配、水位及び水位勾配の各計測値を気相の運動量式に代入することで評価した。その結果、気液界面せん断応力は界面波の振幅と共に増加し、気液界面摩擦係数のBlasius式の予測値との比は4~10であった。この比は空気の見かけ流速と入口からの距離に比例して増加した。
椎名 保顕
日本機械学会論文集,B, 52(473), p.436 - 440, 1986/00
本報告は第一報に引き続いて、平行流中の置かれた鈍い物体のまわりのポテンシャル流理論を円柱の場合に適用し、実験との比較を行ったものである。その結果、亜臨界域では圧力分布はよく一致すること、超臨界域でも比較的よく一致することが確かめられ、本モデルの有効性が確認された。
椎名 保顕
日本機械学会論文集,B, 52(473), p.431 - 435, 1986/00
流れの中に置かれた鈍い物体まわりの圧力分布や抵抗を求める場合に自由流線理論は有効である。しかし、伝熱促進板が挿入された場合の熱交換器の配管やガス炉炉心内のレストレイントリングのように、狭い流路内に置かれた物体の抵抗を求める場合には、流路壁の影響が与慮されなければならない。本報告は写像平面に湧き出しを付加する事により、ポテンシャル流理論を用いて物体まわりの流れに及ぼす壁の影響を考察し、垂直平板の場合にそれを適用したものである。